頭皮臭

頭皮の匂いの原因は？

頭皮の匂いの原因は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、皮脂の過剰分泌です。頭皮には皮脂腺が多く、Tゾーン（額、鼻、こめかみ）の2倍以上の皮脂が分泌されます。皮脂は、髪を保護する役割がありますが、過剰に分泌されると、頭皮にベタつきやべたつきが残り、雑菌の繁殖につながります。雑菌が皮脂を分解することで、酸っぱい臭いや古くなった油のような臭いが発生します。

2つ目は、汗の分泌です。汗は、皮膚の表面から蒸発することで、体温調節を担っています。しかし、頭皮は汗腺が多く、汗をかきやすい部位です。汗が頭皮に残ると、雑菌の繁殖につながり、臭いの原因となります。

また、頭皮の匂いが強くなる原因として、以下のようなものが挙げられます。

●食生活の乱れ
●睡眠不足
●ストレス
●加齢
●皮膚病

頭皮の匂いが気になる場合は、まず、洗髪の頻度や洗い方を見直してみましょう。シャンプーは、1日1回が基本です。洗いすぎは頭皮の乾燥を招き、逆効果になるため注意しましょう。洗い方のポイントは、頭皮をこすりすぎないことです。指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。また、頭皮を濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなるため、洗い終わったらすぐに乾かしましょう。

食生活の乱れや睡眠不足、ストレスなども、頭皮の匂いの原因となります。バランスの良い食事や十分な睡眠、ストレスを溜め込まないことも、頭皮の健康を保つために大切です。

それでも頭皮の匂いが気になる場合は、皮膚科を受診して、皮膚病などの可能性を調べてもらいましょう。

何歳から頭・枕は臭くなる？

頭・枕が臭くなるのは、皮脂の分泌量や汗の分泌量が増えてくる思春期頃からといわれています。思春期になると、ホルモンバランスの変化によって皮脂の分泌量が増え、頭皮がベタつきやすくなります。また、汗腺も発達するため、汗をかきやすくなります。汗や皮脂が残ると、雑菌が繁殖して臭いの原因となります。

ただし、個人差も大きいため、必ずしも思春期頃から臭くなるとは限りません。また、加齢によって皮脂の分泌量が減り、頭皮が乾燥するようになるため、年齢を重ねると臭いが軽減されることもあります。

頭・枕の臭いを防ぐためには、洗髪の頻度や洗い方を見直すことが大切です。また、食生活や睡眠不足、ストレスなどにも気を配りましょう。

具体的には、以下のことに注意しましょう。

●洗髪の頻度は、1日1回が基本です。洗いすぎは頭皮の乾燥を招き、逆効果になるため注意しましょう。
●洗い方のポイントは、頭皮をこすりすぎないことです。指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。
●洗い終わったら、すぐに髪を乾かしましょう。
●食生活のバランスを整え、十分な睡眠をとりましょう。
●ストレスを溜め込まないようにしましょう。

頭皮の臭いを抑えるシャンプーの仕方

頭皮の臭いを抑えるシャンプーの仕方のポイントは、以下のとおりです。

1.洗髪の頻度は、1日1回が基本です。洗いすぎは頭皮の乾燥を招き、逆効果になるため注意しましょう。
2.シャンプーは、髪ではなく頭皮を洗うことが大切です。髪はシャンプー剤をつけて泡立てるだけで十分です。
3.シャンプー剤は、地肌を優しく洗えるものを選びましょう。洗浄力が強すぎるシャンプー剤は、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥や臭いの原因になることがあります。
4.シャンプー剤をつけるときは、手のひらで十分に泡立ててから、頭皮につけましょう。直接頭皮につけてこすりすぎると、頭皮にダメージを与える可能性があります。
5.シャンプーをするときは、指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。頭皮をこすりすぎると、頭皮にダメージを与えるだけでなく、雑菌が繁殖しやすくなります。
6.シャンプーをすすぐときは、しっかりと洗い流しましょう。シャンプー剤が残っていると、頭皮の乾燥や臭いの原因になることがあります。

洗髪後は、すぐに髪を乾かしましょう。頭皮が濡れたままだと、雑菌が繁殖しやすくなります。

また、頭皮の臭いを抑えるシャンプーには、以下のようなものがあります。

●皮脂や雑菌の繁殖を抑える成分が配合されているシャンプー
●頭皮の乾燥を防ぐ成分が配合されているシャンプー
●消臭効果のある成分が配合されているシャンプー

自分の頭皮の状態や悩みに合わせて、シャンプーを選びましょう。