においコンプレックスお助けサイト|わきが対策アカデミー

トップページ > 制汗剤

制汗剤

汗が出る仕組み

汗は、皮膚にある汗腺という器官から出てきます。汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。

エクリン腺は、全身の皮膚に広く分布しており、体温調節の役割を担っています。エクリン腺から出る汗は、無色無臭で、主に水分と塩分から構成されています。

アポクリン腺は、主に脇の下や乳輪、肛門周辺などに分布しており、体臭の原因となる物質を分泌します。アポクリン腺から出る汗は、エクリン腺から出る汗よりも粘り気が強く、脂肪やタンパク質などの成分が含まれています。

汗が出る仕組みは、以下のとおりです。

1.脳の視床下部が、体温調節のために汗腺を刺激する。
2.汗腺が、血液から水分や塩分などを吸収し、汗液を生成。
3.汗腺から汗液が皮膚表面に排出される。

汗は、体温調節の役割を担っています。汗が蒸発する際に、皮膚から熱が奪われるため、体温を下げることができます。また、汗には、肌の乾燥やバリア機能の低下を防いだり、抗菌・除菌効果などのメリットもあります。

汗をかく量は、体温や気温、運動量、ストレスなどによって異なります。暑い日や運動をしたときは、汗をかきやすくなります。また、緊張やストレスを感じているときも、汗をかきやすくなります。

汗をかきすぎると、脱水症状や熱中症などのリスクが高まります。そのため、汗をかいたら、こまめに水分や塩分を補給することが大切です。

汗と匂いの関係性

汗が臭くなる原因は、主に以下の2つです。

1.アポクリン腺から出る汗を皮膚の常在菌が分解する
2.汗に含まれる成分が直接臭いを発する

アポクリン腺から出る汗は、脂肪やタンパク質などの成分が含まれています。これらの成分は、皮膚の常在菌によって分解されると、アンモニアや酢酸、イソ吉草酸などの物質に変化します。これらの物質は、不快な臭いを発します。

また、汗には、アンモニアや尿素などの成分も含まれています。これらの物質は、直接臭いを発することもあります。

汗をかく量が多い人は、当然ながら汗の量も多く、臭いが気になることもあります。また、運動や緊張などによって、アポクリン腺からの汗の分泌が促進されるため、臭いが強くなることもあります。

こまめに汗を拭き取ることで、皮膚の常在菌が汗を分解する機会を減らすことができます。また、汗を吸収する衣類を着ることで、汗が蒸発しにくい環境をつくることができます。制汗剤やデオドラントをつけることで、汗の分泌を抑えたり、汗の臭いを抑えたりすることができます。食生活や生活習慣を改善することで、汗の臭いの原因となる物質の分泌を抑えることができます。

汗の臭いは、誰にでも多少はあります。しかし、あまりに臭い場合は、周囲の人に迷惑をかけてしまうこともあります。

制汗剤とは?

制汗剤とは、汗の分泌を抑える効果を持つ医薬部外品です。主に、アポクリン腺から出る汗を抑えることで、体臭の発生を防ぐ働きがあります。

制汗剤の主な成分は、クロルヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、ミョウバンなどです。これらの成分は、汗腺の出口をふさいだり、皮膚を収れんさせたりして、汗の分泌を抑えます。

制汗剤は、脇の下や足の裏などの汗をかきやすい部分に塗布します。効果は、個人差がありますが、数時間から1日程度持続します。

制汗剤には、制汗効果と殺菌効果の両方を備えたものもあります。殺菌効果のある制汗剤は、汗の臭いの原因となる皮膚の常在菌を殺菌することで、汗の臭いを抑える効果が期待できます。

制汗剤は、汗をかきやすい人や、汗の臭いが気になる人におすすめです。ただし、制汗剤には副作用が出ることもあります。皮膚の炎症やかゆみ、赤みなどの症状が出る場合は、使用を中止して医師に相談してください。

制汗剤の使用方法は、以下のとおりです。

1.洗浄した肌に、制汗剤を塗布します。
2.塗布後は、よく乾かします。
3.1日1回程度の使用で十分です。

制汗剤を塗布する際は、以下の点に注意してください。

・傷や湿疹のある部分には使用しないでください。
・顔や粘膜には使用しないでください。
・使用後は、手をよく洗ってください。

制汗剤は、正しく使用することで、汗の分泌を抑え、体臭の発生を防ぐことができます。

制汗剤を選ぶポイント

制汗剤を選ぶ際には、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

制汗効果

制汗剤の最も重要な機能は、汗の分泌を抑えることです。制汗効果は、制汗剤に含まれる成分によって異なります。クロルヒドロキシアルミニウムやパラフェノールスルホン酸亜鉛などの成分は、強力な制汗効果を発揮します。ミョウバンなどの成分は、比較的弱い制汗効果を発揮します。

殺菌効果

汗の臭いの原因となる皮膚の常在菌を殺菌することで、汗の臭いを抑える効果もあります。殺菌効果のある制汗剤は、制汗効果と殺菌効果の両方を備えたものもあります。

香り

制汗剤には、香り付きのものもあります。香り付きの制汗剤は、汗の臭いをマスキングする効果があります。香りの種類は、フローラル系、フルーツ系、柑橘系、ウッディ系などさまざまです。

持続時間

制汗剤の効果は、個人差がありますが、数時間から1日程度持続します。持続時間が長い制汗剤は、汗をかきやすい人や、汗の臭いが気になる人におすすめです。

使用感

制汗剤の使用感は、スプレータイプ、ロールオンタイプ、スティックタイプなどがあります。スプレータイプは、広範囲に塗布しやすいのが特徴です。ロールオンタイプは、ムラなく塗布しやすいのが特徴です。スティックタイプは、持ち運びに便利なのが特徴です。

価格

制汗剤の価格は、1000円前後から5000円前後までさまざまです。価格は、制汗効果や殺菌効果、香り、持続時間、使用感、原産国などによって異なります。

ご自身の汗の量や臭い、好みに合わせて、自分に合った制汗剤を選ぶことが大切です。

その他おすすめ商品